まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

オフ

昨夜は、ずっと放置していたアブラムシに関する報告を纏めなおし投稿。当初は大風呂敷を広げた報告だったのだが、ドラフトをSさんに見て頂いた時にそこを指摘されちょっとショックで数年放置してしまった。余計なところを削除し修正して新知見だけを纏めたすっきりしたものにした。手元から離れ何だかすっきりした。でも査読はSさんに回りそうな気がしてならない。朝には原稿受領の連絡。

午前中は出勤して、授業準備や共同で進める予定になったネタの標本チェックなど。想定よりも闇が深いことが解った。単に新種記載にしてしまうか、それとも突っ込んで研究するか、悩みどころ。

午後は自宅で作業。6月に投稿した原稿はいったいどうなったのでしょう?そろそろ状況伺いしても良い頃だろうか。

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驚異の標本箱

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届いた。良い。

Pachytaが出ていた。tamanukiiとして紹介されているものは側部の紋が突出するyoshitomiiという型だ。記載もされていないし与太雑誌にしか出てこないけど。

見ていて、小ネタだけど調べたいことが思いついた。が、全国を回らないといけないので今は出来ない。忘れないようにネタ帳に書いておこう。

ヒメトゲムシのバクテリオームと共生バクテリア

Bin Hirota , Xian-Ying Meng and Takema Fukatsu (2020) Bacteriome-Associated Endosymbiotic Bacteria of Nosodendron Tree Sap Beetles (Coleoptera: Nosodendridae). Frontiers in Microbiology, 11: 588841. doi: 10.3389/fmicb.2020.588841

著者から直々にメール頂いた。オープンアクセス。私の論文も引用してくれていた。

論文見るとクロヒメトゲムシのサンプルは2産地使っていて1つは松山だった。言ってくれれば採集して送ったのに。共生バクテリア相は種特異性があるようでクロヒメとケモンでは違っていて、ヒメトゲムシ2種の共生バクテリア相はナガシンクイ科のそれと近いが別系統とのこと。バクテリアは卵を介して子供にも伝播しているとのこと。サンプルを見るとクロヒメの産地は茨城と愛媛でそれぞれイイギリとムクノキから採集、ケモンの産地は和歌山と北海道でそれぞれモミとハルニレから採集されており、サンプルだけ見ても博物学的な面白さとこだわりを感じる。すごく良い。

(10/30追記)

日常

午前中は授業。週に3コマあるとたいへん。午後はオンライン会議に1時間出た後にキャンパス移動し実習の対面。終わると夕方。オンライン会議は、気になったところを画面上でキャプチャーしてそのままGoogle photoに貼り付ける方法が可能なことを発見した。便利すぎる。

家に帰ると娘が嬉しそうに寄ってきて写真を見せてくれた。家の近くの水路でタヌキを見て写真を撮ったという。確かにバッチリの写真。でもあの水路にいるとは思わなかった。

日常

午前中は授業準備+書類仕事。午後は授業。今日はちょっと早口になってしまい良くなかった。あとで学生からの感想を見ても、早口だったと書かれていた。

授業後、あと片付けも終わったので計測など。既知種と未記載種がいて、オスでは区別がつくのだけど、メスでは区別が怪しかった。よくよく観察してやっと区別点を見つけることができた。やっぱり標本見ないといけない。そんなことしているうちにコース会議をサボってしまう。でもどうしても参加しないといけない場面になったので、電話がかかってきた。急いで会場へ。すみません、すみません。