まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

スパイク長靴

私は基本的に山登りはスパイク長靴である。メリットは多く、すぐに水溜りに飛び込めたり木登りできたり滑らなかったり安かったりマムシが怖くなかったり。もちろんデメリットも多く、本格的な登山するなら登山靴を履くべきだろう。しかし私が山に登るのは調査の延長だと考えているので基本的にいつもスパイク長靴だし、本格的な登山はしていないのでスパイク長靴で充分だ。学生の頃からなので20年以上も続けているスタイルなので今更やめられないしやめるつもりもない。毎年2,3足は履き潰しているから、これまでにものすごい数を履いていることになる。

ずいぶん前の話になるが、石鎚山を登っている時にばっちり登山装備の若者に、くすっと笑われたことがあった。スパイク長靴のいでたちの私を見てだ。そんなことは慣れっこではあるが、その若者が岩や下りで滑るわで全然歩けていなくて足元がおぼつかなかった。おいおい大丈夫か、と心配になった。場合によってはトレッキングシューズなんかよりもスパイク長靴の方が機動性が上だと思う。

ふとそんなことを思い出し、こんな言葉が浮かんだ。

「この時代にスパイク長靴を見たら『生き残り』と思え」(土方歳三