まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

マツナにつく昆虫

Kita A, Elsayed AK, Tokuda M (2022) Intertidal insects associated with halophytic Suaeda
(Amaranthaceae) in Japan: a case study in Saga, northern Kyushu. Biodiversity Data Journal 10: e79184. https://doi.org/10.3897/BDJ.10.e79184

有明海5地点で在来のマツナ類4種、マツナ、ハママツナ、ヒロハマツナ、シチメンソウにつく昆虫類をスウィーピングで調査。その結果5目の18種の昆虫を確認。このうちClanoneurum sp.(ミギワバエ科)とColeophora deviella(ツツミノガ科)が日本初記録。ハマベテンサイカスミカメOrthotylus ( Melanotrichus) parvulusが九州初記録となる。また、アブラムシの1種Aphis sp.はおそらく未記載種であろうとのこと。

こういったファウナ調査も海外誌に投稿するのって素晴らしい。

本論文に引用されている論文によると今回調査されたマツナ4種は四国に分布しないと書かれているようだが、あるよな?アブラムシは気になるのでぜひ調べてみたい。あとシチメンソウかアッケシソウには固有のカスミカメかキジラミがいたと思うので、それがいないのかも調べてみたい。