まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

東三方ヶ森

以前から登りたいと思っていた東三方ヶ森に登る。学生を誘うか悩んだが、中級者向けの山とのことなので上まで一緒に行ける人がいるかどうか判らないのと連れていったら心配だろうなということで単独行。

木地に車を停めスタート。天気予報は快晴だったが朝のうちは雲が多く寒い。慣れた阿歌古渓谷は足早に通り過ぎ、渓流奥の登山口からスタート。登りが続き汗をかくが思ったほどではない。思えば登山口からすぐの斜面が一番の難所だったかも。ガレ場でクロウメモドキと思われる灌木を見つける。宇都宮さんの情報通りだ。でも葉が無いと判らない。しばらくはスギ・ヒノキ植林や二次林が続く。下の方では見かけなかったリョウブの鹿害が600mあたりの尾根から上で見かけるようになってくる。1014ピークあたりからシャクナゲが多くなってくる。1202ピークから先は痩せ尾根がちょっと怖いが歩くのを躊躇するほどではない。単独で来て正解だったなと思う。頂上付近は斜面も緩く良い感じのブナ林になっていたがササもほとんど無くなっていてシカも多いようで産卵マークは見つからず。霧氷が付いていて、風が吹くと上からパラパラ降ってくる。陽も差し始め美しいし気分も良いのでしばらく見ていたかったが寒いので早々に下り始める。頂上から関屋林道方向へ。岩山三角点付近でビデオでツツジを撮影しているおじいさんに遭遇。これから上がるとのこと。本日唯一の遭遇者だった。関屋林道におじいさんのものと思われる軽が停めてあった。

林道をたらたら歩きながら戻る。今年最初のシリアゲはキシタトゲシリアゲだった。他にもスジシリアゲとヒメシリアゲモドキを観察。この辺はアカメガシワの洞が多いことは下見済みだったので、洞を覗いたり煙草をふかしたりしたが、江口洋介の真似をしてカッコつけているおじさんになっただけだった。

木地には予定よりも少し早く戻る。行程は長いが気持ちいいし植生も多様で楽しいので、また機会を見つけ登りたい。上の方はシカの色が濃く出ていてその点だけはちょっと心配。

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