嫁さんは硬貨やお札を触るたびにヒステリックなほどに手を洗うように言う。誰が触ったか判らないものだから汚いという。私はそこまで気にしないので、そのたびに渋々手を洗う。お金が汚いともあまり思わなかった。
先日、コンビニのレジでおじいちゃん店員からお釣りのお札を受け取る際、おじいちゃん店員の指が口元にいった。でもマスクをしていたので、おお、となっていた。おそらくいつもの癖で指をペロッとしてお札を数えようと思ったのだろう。その様子を見てクスッと笑ってしまったのだが、よくよく考えたらこうやってペロッとされているお札は多いのかも知れない。そう考えると公衆衛生上、現金は危ないものかも知れない。
いま問題になっている新型コロナウィルスが現金を介して感染拡大するなんてことはないと思うが、でもそのリスクはゼロではないと思う。そう考えると電子決済が進むことは公衆衛生上も良いことなのかも知れない。未だに現金メインの日本はそういったリスクも有しているのだろう。自分も現金が汚いとは今でも思えないが、それでもそういうリスクがあるものだと認識させられた。
先のおじいちゃん店員は、マスクをしていたので指をペロッとできなかったしやらなかった。そう思うと、マスクをする効果は、副次的であるにしろ、認めざるを得ないと思う。それにしても、おじいちゃんになると指が乾燥するからか、あの指ペロを無意識にやっている人が多い気がする。自分もやらないように気を付けよう。
