先日、TVを見ていたら日高の福岡大学ワンゲル事件のことをやっていた。再現VTRがおどろおどろしく、息子は怖い怖いと言いながらも釘付けになって見ていた。
私はがっかりしていた。最初からは見ていないので誤解があるかもしれないが、再現VTRが森林内での撮影で、スギ植林だったりコナラ雑木林の二次林だったり画面内にシイ・カシが写りこんだりと、なにもかもがめちゃくちゃだ。wikiで確認すると九ノ沢カールでの事件だし森林限界より上での出来事なので、森林ですらないしそのうえスギ植林とは････おそらく撮影する時期的にも仕方なかったのだろうけどもう少し何とかできなかったのだろうか。撮影地はなんとなく北関東あたりの標高200mくらいの低山地である気がする。あてずっぽうで栃木県かな。
博物館実習の実習生も見ていたといい、かなりリアルで勉強になったと言っていた。岩石鉱物が専門の学生だったので仕方ないけど、でもフィールドに出る人たちだったらそのおかしさ違和感に気付いてほしかったというのが本音だ。
ヒグマへの対応仕方などもしっかり扱っていたし、事件・事故を風化させないためにも、番組自体は良かったと思う。専門家のコメントも良かった。番組作成に予算がなかったのも理解できる。しかし、しかし…
