まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

経済が一番

ニシキゴイを国魚に、という動きがあるようだ。確かに日本のニシキゴイは国内外の愛好家の間では高額で取引されており、国をあげて輸出を後押ししたいのだろう。

でも、アメリカやオーストラリアではコイが外来種として猛威を振るい河川生態系に対して負の影響を与えていることは、少し調べれば判ることだ。IUCNの世界の侵略的外来種ワースト100にも入っている。オーストラリアでは積極的に駆除されているという。そんな印象悪い状態なのに、あえて日本を代表する魚だと指定する必要があるのだろうか?間違った作戦だと思う。

天敵農薬として積極的に輸出されていた日本のナミテントウも、アメリカやヨーロッパでは侵略的外来種として今では嫌われ者になってしまっている。

コイ自体は悪くない。ニシキゴイを国魚にしたい気持ちも理解できなくはない。でも、私は反対だ。