まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

新熱帯のヒロバカゲロウの幼虫

C.C. Martins, A. Ardila-Camacho & G.W. Courtney (2018) Neotropical Osmylidae larvae (Insecta, Neuroptera): description of habitats and morphology, Aquatic Insects, DOI: 10.1080/01650424.2018.1436181
Kempynus属の幼虫(おそらくK. falcatus Navas, 1912)とIsostenosmylus pulverulentus (Gerstaecker, 1893)の幼虫を記載している。嬉しいのは、Matsuno and Yoshitomi (2016)の硬皮板のnaming systemをそのまま採用して記載しているところ。図の作り方もそのままぱくったというくらい似せている。ざっと見た限り、日本のOsmylusとそんなに硬皮板の分布に変わりがなく便利に使えたのだと思う。単なる論文の引用ではなく、こちらが提唱したシステムを読み込んで使ってもらえたことがこんなにも嬉しいことだとは思ってもいなかった。