昨年秋に島根の出張の際に採ってきたキノコ。ケシキスイの幼虫が付いていて、あの種類かな、と思ってタッパーに放置していた。幼虫の標本を作らねば、と思いつつそのままにしていた。生態写真を撮ろうとしたが、幼虫の動きが意外に早く、それも挫折した。
昨日、ふと見てみると、ケシキスイではなくよりによってあいつが、それもたくさんの成虫が出ていた。こいつの仲間は近年中に幼虫を含めた分類学的研究を行いたいと思っていて、幼虫の標本も何とか採集せねばと思っていただけに、よりによってその幼虫だっただなんてショックが大きい。科レベルどころか、上科レベルでも違うものを誤同定してしまうとは。。。あの時、めんどくさがらずに幼虫を1個体でも標本にしておけば、研究が大きく進んだのに。属レベルで幼虫が知られていないグループだったのに。後悔。。。
今日は今年最初の授業だった。昨年の手が空いた時に用意していた授業で話したいと思っていた内容のスライドが見つからず、仕方ないので作り直そうと思って参考にした本を探したがこっちも行方不明。たしか学生の部屋に置いておいたのに。ネットと雑誌に出ていた日本語の解説記事を参考にして作り直した。
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属レベルではヨーロッパの種の幼虫が知られていた。成虫は10個体。1個体だけまだ幼虫が居て、希望が！これが俗に言う「最後のジェダイ」というやつか。
