まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

勝負論文

気合い入れて執筆し、インパクトも大きいだろうと思って出した論文を、勝負論文と呼んでいる。数年に1本位は出したいと思っているが、なかなか予定通りにはいなかい。分類の論文の場合、属や科のレビジョンになり、かなりのページ数になることが多い。

最近、わけあって自身のgoogle scholarを整理した。h-indexが9で、当然ここに勝負論文が入っているが、残念なことにいくつかの勝負論文はここから漏れているばかりか、ほとんど引用されていなかったりする。なぜだろう?いろいろ考えてみたが、おそらく分類群に起因するのではないかと思った。その分類群の研究者がいるものはすぐに引用されるが、そうでないものはすぐには引用されない。出した雑誌も理由になりそうだが、自分の場合はそんなには関係なさそう。

2015年に出したヒメトゲムシのレビジョンは自信作だがあまり引用されていない。でも全然違う分類群の論文(ガムシ)で引用されたときは嬉しかった。きっとこれから引用されていくと思う。

日本語で書いたものはほとんど評価されてないが、唯一、矢作川のヒメドロムシだけは10以上引用されている。ちょっとうれしい。あと9本中6本が筆頭著者なのも胸を張れることかも。

今かかえている原稿は勝負論文になると思っているが、まとめきれていなくて、5年くらい抱えたままになっている。早く纏めて投稿したい。