もし家族でくじを引くことになったら、我々は息子に引かせるだろう。彼はもっている、とよく言われるし、実際につまらないものをよく当てる。そんなに当たっているといざというときに当たらないよ、と我々親は言っているが、運の総量なんて人によって決まっている訳はないので、彼はこれからも当てていく気がする。
私や娘はくじ運がない。実際にいろいろ当たらない。私がこれまでの人生で抽選などに当たったという記憶はあまりなく、中学生の頃に谷村新司のコンサートに当たったことぐらいな気がする。ちなみにこの頃は谷村新司ファンで、同じくファンだった同級生と一緒にコンサートに出掛けた。その同級生も同級生の親も当選したようなので、ほとんどの人が当たっていたのかも知れない。
野外でいろいろな生き物や新発見に出会えるのは運もあるが、経験と回数と知識、そして真面目さだと思っている。だから、ある特定のカミキリの採集なんかは、運を持っている引きが強い人には全くかなわない。夏の終わり頃に出る某カミキリは、学生の頃から何度も狙ったが、全く採れる気がしない。
