まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

風力発電のアセスを緩和し、大規模太陽光発電を対象に

今回の北海道のブラックアウトを見て、結局は再生可能エネルギーはサブでしかないということを改めて思い知らされた。そんな中でこれらのニュースを見つける。

風発アセスは、バードストライクなどがあるためアセスが事業規模に比べ厳しい気がする。おまけにアセス案件ではない太陽光発電に比べると不平等感がある。おそらくそんな声を受けて風発アセスの緩和が行われるようだ。具体的には第2種事業としてかかる規模を今よりも大きな規模にするのだろうが、あまり敷居を下げすぎない方が良いと思う。ウィンドファームは直接改変域が思った以上に広いし、台風や地震の影響で大事故を引き起こす可能性のある大型建築物なので、しっかりした対応が望まれる。

太陽光もメガソーラーをアセス案件にするということ。どこまでなのか判らないが、きちんとスクリーニングで引っかかるように敷居を上げ過ぎないことが望まれる。そして速やかに法体制を整えて欲しい。今でも乱立しているのに駆け込み建設が増えてしまいそうな気がする。こちらはどちらかと言うと仮設建造物的位置付けでこれまで見られてきた経緯があると思うが、減価償却まで20年間(場合によってはそれ以上?)は設置することを想定しているし意外と環境へのインパクトが強い施設が多いイメージがある。発電施設なので、当然だけど発電量を元にスクリーニングすることになると思うが、そうではなく面開発として考えるようにすれば、少しは建設への敷居が高くなり無謀な開発が抑えられるような気がする。