Y.-P. LIN, H. TANAKA, T. KONDO & L.G. COOK (2017) A newly recognised species that has been confused with the global polyphagous pest scale insect, Coccus hesperidum Linnaeus (Hemiptera: Coccomorpha: Coccidae). Zootaxa 4320 (3): 571–591.
コスモポリタンで作物の害虫で、かつ属Coccusのタイプ種でもある（カイガラムシ科のCoccidaeのタイプ属であることからザ・カイガラムシとでもいうべき種）C. hesperidum L.に隠蔽種がいたことを分子と形態を調べて明らかにし、隠蔽種をCoccus praetermissus Lin & Tanaka sp. n.として新種記載している。複数の博物館に保管されているスライド標本を調査した結果でも、やはり前種と混同されていた。
余談だが、ベトナム、日本、コロンビア、オーストラリアの著者らの共同研究で、著者らもコスモポリタンというのがカッコいい。
