まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

スライドをデジタル化

佐藤正孝先生の遺品の写真スライドをたくさん持っている。そのほとんどは標本写真で海外の博物館で撮影したタイプ標本。全ての分類群があるわけでなく、水生甲虫と一部のジョウカイやホタルなども含まれている。
量はこの4倍くらいある。
スライドが劣化しつつあるのと場所をとっているのでデジタル化したいと思いつつそのままにしていた。デジタル化するのに躊躇している理由は2つ。その1、業者に出すとお金がかかる。かと言って安いフィルムスキャナーを使うと質がイマイチでよろしくない。1枚1枚フラッドヘッドスキャナーで作業するのも時間がかかる。その2、マウントに書かれているデータなどが重要だけど、それをどうやって残すのか?写真面を綺麗に残すのと並行して書かれたデータも残すにはどうしたら良いのだろう。
いろいろ考えた挙句、そのまま放置していたのだが、全てまとめて捨ててしまった方がすっきりするのでは、とですら思い始めていた。そもそもタイプの写真は、最近は標本を借出したほうが手っ取り早かったりキューレターが撮ってメールで送ってくれたりもするから、あまり価値がなくなってきたのだ。
画質はそこそこでも良いから、写真とマウントにかかれたデータの両方をデジタル化するのにお金がかからず簡単な方法はないだろうか。。。。
これはスライドをそのまま撮影したもの。このようにマウントにいろいろ書かれている。
同じスライドを後ろからライトをあてて撮影。この方が写真は綺麗だが書かれている内容が読めない(このスライドのは読めるがもっと暗く写ることが多い)。
 
で、ふと策を思いつき撮影してみたのが意外と良かった。
これなら良いのでは?1枚あたり10秒位なのでそんなに時間もかからないし。


このやり方で全てデジタル化してしまい、スライドを全て破棄してしまおうと思う。