TARIでの標本調査。
休日だから遅めにスタートさせてくれと言われ、朝はLeeさんからお借りした自転車でTARIとその周辺を散策。
9時から作業スタート。来る前から聞いていたが、最近の採集品、特に中国本土の標本の蓄積が凄まじい。ほとんどが甲虫だが、いろいろ採っていてこれを調査するだけでいくつも論文が書けそう。
雲南省の標本。信じられないことにこれは2015年の採集品。人海戦術で標本を作りまくっている。標本の状態も良いし綺麗に作ってある。中にはすごいものが入っていることがあり、なんじゃこりゃ！と一度は大声で叫んでしまった。
これはタイプの箱。タイプは鍵がかかった棚に別置きされ厳重に保管されている。でもタイプではないものも多く含まれている。素木標本も多く含まれているようで闇を感じる。
古い標本は昔のままにしているものが多い。戦前〜戦後にかけて収集されたもの。
寒い標本室に籠って標本を見まくったので眼が疲れた。500個体以上をピックアップしてしまった。まぁそのうちの300頭ほどは同じ種なんだけど。
夕食はLeeさんの彼女が合流しちょっと高級なレストランへ。美味しかったのだが、休日なので激混みだった。
夜は大人しく宿で執筆活動や学会の事務作業。どこかに巣でもあるのか、宿の前でいつも2羽のミゾゴイを見る。まじまじ見たことが無いので近寄って見たいのだが近寄らせてくれない。夜中になると鳴いている。
