SJB Cooper, CHS Watts, KM Saint and R Leijs (2014) Phylogenetic relationships of Australian Scirtidae (Coleoptera) based on mitochondrial and nuclear sequences. Invertebrate Systematics, 2014, 28, 628–642. http://dx.doi.org/10.1071/IS13046
オーストラリアのマルハナノミの、COIとEF1-aに基づく分子系統樹を書いてみました論文。一部の解析には旧北区の標本も入れて解析しているが、オーストラリアのOTUに限ろうが旧北区のOTUを含めようがどちらにせよ悲しいくらいにハイパー多系統なものばかりで、樹を見てもあまり意味がない。なんでこんなにカオスなんだろう。ただ、現在の分類では旧北区の属をオーストラリアのものに当てはめているものが見られるが、これらは別属とすべきものが多いかも知れない、というような示唆はできるかも知れない。
著者らからは引き続き分子系統を行いたいのでサンプル提供を、と言われているがちょっと気が重い。
