まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

焦る

帰国日。若原さんらとは朝でお別れなのでみんなで記念撮影。

昼間はフリーということで、荷造りで残る人、観光に行く人、採集に出る人ばらばら。私は当然採集に。4名でVientiane郊外へ。自然公園に連れて行ってもらう。なかなか良さそうな感じ。野村さんと2人車から降ろされ採集。ミモザの幹の樹皮がはがれかけたところにクワガタがいると現地人が教えてくれたので見てみると、ヒメトゲムシを発見!嬉しい。ひゃっぽう、と歓喜の声をあげつつ採集した。現地人はクワガタに見向きもせずに小さい黒い虫を採集している私を見て不思議そうな顔をしていた。クワガタはネブトだった。大き目のマダラサソリも採集。

それにしても低地は暑い。さらに追加のヒメトゲムシを探そうとミモザの木の横に座ろうとした瞬間、地面に着いた左手に激痛が。・・・・走り去るマダラサソリ・・・・親指の付け根をサソリに刺されてしまった。こっちのマダラサソリって毒あるのだろうか?どれ位の毒性なのだろうか?
焦る気持ちを抑えつつ、時間を確認。そしてまずは腕時計のベルトで手首を締め付けつつ、刺された場所を口で吸い毒を出すことに。しかし大して毒が吸い出せている感覚は無い。ゆっくりゆっくり歩きながら戻る。幸運なことに車が戻ってきていて、かつ飲み物を冷やすための氷が積んであったのでそれで患部を冷やしつつ木陰で待機。
15分経過:患部が少し腫れ、ジンジンとした痛みも強い、意識ははっきりしているし喉の渇きも無い;30分経過:痛みは継続するが、特に変化無し;60分経過:痛みは治まってきて手首から先がしびれたような感覚、氷で直接冷やしすぎたせいか少し痛痒い

ということで、事無きを得た。三田さんには本当に心配かけた。すみません!焦りつつもきちんと行動できた自分も偉かった。
それから2箇所ほど水田を廻ったが、自分自身は採集せずに大人しくしていた。夕食の時にも、泣く泣くビールと辛いものを控えた。
深夜の便で日本へ。