まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

研究

膜翅目研究会

sites.google.com 完全オンラインジャーナルとのこと。”国際動物命名規約に準拠した命名法的行為(新しいタクソンの記載、所属の変更や異名の提唱)は本誌では扱わない。” 「すがれおい」ってどんな意味?須賀玲央い?

日本語で報文を書くこと

ポール.J・シルヴィアの「できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか」では、日本語で報文を書くことは、例えば和文誌に論文を書いたり短報を書くことは、意味がないことのように書かれていた。それはある意味正しいと思う。でも最近はそ…

European Journal of Zoology

www.ej-zoology.org また新しい雑誌が創刊されるようだが、今のところどんな毛色になるのか判らない。

2021年の反省と2022年の抱負

<研究> 2021年は9本の英文論文を出せたが、ほとんどが国内誌であった。しかし2本はちょっと良い内容だったと思う。海外誌への投稿は3本とも2022年送りになってしまった。3本ともほぼアクセプトになっているので早々に出版されそう。 2021年は川人君の卒論…

Christmas accept

夕方にZKに投稿中の原稿がアクセプトになった。ありがとうサンタさん、ありがとうエディターさん。で、EJTに投稿中の原稿の方はどうなったんでしょうかね。

日常

朝から本格的な雨。 午前中は会議と某報告書のチェック。午後は安田君の原稿チェックを一緒に行った後、メジャー判定を受けていた別の原稿のreviseと共著者への送付。夜に編集に返す。期限を守れず遅れてすみません。メジャーとはいえそんなに大きく修正する…

合同大会プログラム

ここ。 オーラル35題あって、うち6題は甲虫以外。面白そうな発表も散見されて良い感じ。

日常

午前中は授業。 お昼にいきなりメールで送りつけられる形で査読が舞い込む。初めての雑誌で、おまけに不得意の分類群。でもぱっと原稿を見ると救いようもないほど酷い。10分ほどでレポートを書き上げ送り返す。昨日も査読が舞い込んだが、こっちはプリントし…

調査

朝一でミュージアムへ。昨日の事故処理の続き。その後、ため池を1つ調査するが、以前よりもトンボ類が少なくおかしい。ちょっと天気が悪いからかも知れないので、もう一度調査した方が良さそう。 午後から授業。会議。 共著論文がアクセプト。素晴らしい。査…

農場実習

AM 農場実習。1年生26人相手に農場周辺をお散歩。キジの雄が近くで見れて良かった。昼飯はいつもの「うどんの雅」に行こうとしたが、時間が無くてコンビニで買ったパンを運転しながらかじる。 PM 戻って会議、というか教育関係の勉強会のようなもの。オンラ…

【書評】読む打つ書く

三中信宏(2021)「読む・打つ・書く 読書・書評・執筆をめぐる理系研究者の日々」.368pp. 東京大学出版会. いろいろ考えさせられながら、一気に読まされた。理系文系問わず、研究者ならびに文献類との向き合い方に興味がある人にはぜひ読んで欲しい1冊。…

日常

安田君の原稿修正。ZTに投稿予定だったが、その雑誌の該当分類群のsubject editorが居なくて困っていた。知り合いに聞くと、そのsubject editorを以前していた方にお願いすれば引き受けてくれるかも知れないということで、問い合わせたが断られてしまった。…

Homo sapiensのタイプ標本

kaisekiriu.hatenablog.com 興味深い考察。 でもこれを読んでも私は非存在説の方が妥当な気がする。まぁ確かにLinnae自身を含め種の記載を行うにあたってLinnaeが参照した”人たち”が全てシンタイプだと考えることには無理はないのかも知れないが、ではシンタ…

日常

朝一でため池調査。水質汚濁だけでなくウシガエルだけがものすごい数いる死んだ池だった。 汗だくのまま出勤。昆虫展の準備など。 ここ数日中に査読3本と意見を求められていた原稿1本を返す。査読原稿1本は面白い結果でぜひとも早く出版されて欲しい内容。私…

訃報

安富和男先生が6月8日に他界されたとのこと。享年96歳。 Epilachnaに関する研究のほか、カメノコハムシに関する研究を行われていた。 また、一般向けの書籍も多く出されていた。ご冥福をお祈りいたします。

ICZNクイズ(タイプ標本編)

1.ホロタイプ以外に記載に用いた標本があればパラタイプに入れなければいけない。2.古い原記載内でタイプとだけ示されている場合、それはシンタイプである。3.ホロタイプが紛失している場合、ネオタイプを指定しなければならない。4.ホロタイプが著…

昆蟲世界

昆蟲世界 42巻7号(1942年)より

昆虫学会

講演申込が今日までだった。参加はするけど講演はどうしようか悩んでいたが、参加だけってちょっと勿体ないと思ったので講演も申し込んだ。内容はまたまた変化球というか、だいぶん変わった隠し玉。ウケは狙える。その発表内容は、まだ原稿が仕上がっていな…

すごい発見

昨日のドライブの途中で採ったものが、論文になるすごい発見だったことに気付く。採った際にも違和感を感じたのだが、ふと自宅で生態写真を見直してネットで調べて気付く。あまり調べず2個体を得たのみだし標本も展脚すらせずに綿の上に置いただけだった。あ…

ラベル

柿添翔太郎・丸山宗利(2021)昆虫標本におけるラベルの作り方.九州大学総合研究博物館研究報告(18):65-73. 作り方の細かい注意点。

タトウ標本の有効性

中学3年生の頃から、冬季にケヤキの樹皮下で越冬している昆虫を調べ始めた。いろいろな昆虫が得られること、都市近郊の公園のケヤキなどでもたくさん昆虫が採れること、冬季に他にやることがないこと、ではまっていた。大学生になり、一時は卒論として調べて…

フィリピンでのABS問題

www.sciencemag.org

Taxonomy

MDPIからTaxonomyという新しい雑誌が出たようだ。HP MDPIはAPCがかかるし個人的な好みでたぶんこの雑誌には投稿しないと思うが、今後の動向に注意しておきたい。

日常

午前中は寄贈標本の受け取り。今年に亡くなった地元の愛好家のコレクションをその友人が引き取り整理していただいたもの。話をお聞きするとかなりの標本が虫にやられており酷い状態だったので、それらは処分したとのこと。処分せざるを得なかったものに古い…

日本昆虫分類学会第23回大会・甲虫学会オンライン発表会

docs.google.com こういうことが決して好きなわけではないし面倒くさいけど、いろいろ義務感でやっているところがある。

major

数日前にZTに投稿している短い方の1本が査読から返ってきた。メジャー判定。R1はメジャー、R2は再投稿可のリジェクト。結構厳しい判断。1番強く指摘されているのは、既知種のゲニを図示しているところで、それ要る?というところ。確かにこれまでにゲニは図…

オフ

昨夜は、ずっと放置していたアブラムシに関する報告を纏めなおし投稿。当初は大風呂敷を広げた報告だったのだが、ドラフトをSさんに見て頂いた時にそこを指摘されちょっとショックで数年放置してしまった。余計なところを削除し修正して新知見だけを纏めたす…

上野俊一先生逝去

上野先生の逝去の報に接し、大きな喪失感を感じる。心からのご冥福をお祈り申し上げます。 高校生のころから名前を拝見しお姿を見かけるたびに背筋が伸びる思いでいた。大先生というような風格と上品ないでたちと振る舞いであった。大学生になり研究をスター…

Zarhipis integripennis (LeConte)

コヒラタムシ Phloeostichus denticollis Redtenbacher, 1842

スロバキア産の標本。日本初記録は下記の論文 平野幸彦・草野憲二(2014)日本から初めて記録されたPhloeostichidae.さやばねニューシリーズ (14): 1-3.