まるはなのみのみ

日記です。ときどき意見や感想。

打ち合わせ

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朝から西予市へ。打ち合わせ時間まで川に入るが、昨夏の増水の影響はまだまだあるようだ。ダルマガムシは回復が早いと想定していたが、そうでもないのかも。去年の調査の時も悩んだが、採れなかったデータをどのように残しどのように報告するかが重要な気がする。今日も急ぎ足で2か所廻った。

お昼前に打ち合わせ。忙しくなりそう。

卯之町食堂でタンドールカレー。メニューの写真見てどこがタンドールやねん、と思ったが、食べたら意外にタンドールって名前つけたくなるような味で、これはこれでありかも。

夕方に戻って会議。今日も一日ほとんど自分の研究室の机やPC、顕微鏡に向かっていない。よろしくない!

実務家教員

しっかりとした定義がないまま使われている「実務家教員」であるが、「大学叩き上げではない教員」という程度の場合から「起業して業界バリバリ第一線でやっていた(いる)教員」まで様々だと思う。自分がいる農学部にはコースにも寄るし程度の差もあるが「実務家教員」と呼べる人が多い。
かく言う自分も「実務家教員」としている。今年度から「実務経験のある教員による授業科目」をシラバスに書き入れることになった。給付型奨学金を受ける際の条件にもなるようだ。だから手を挙げて「実務家教員」だと言っている。

博士号を修得しアカデミアの職が得られず一般企業に勤めながらも、細々と研究を続ける研究者にはチャンスだと思う。ぜひ自分が専門としている研究分野以外でも業務に係る分野で業績(論文執筆)をあげ虎視眈々と機会を狙えば良い。大学にはぜひその分野の業績だけでなく取得免許・資格も採用時などの評価対象にして欲しい。

もし、博士号も持っていなくて免許や資格もなく、論文も書いたことないけど業界での顔が広く役職もこなしていたという人が「実務家教員」として大学に入ってきたら周囲が大変そうだ。身近にそういう人がいないので想像できないのだが。

もう定年退職してしまったけど、県職員だった経験だけで教員になった後に、論文も書いて博士号もとってしっかり研究も教育もしていた教員がいた。周囲からもすごい人だと言われていた。だから結局のところは人によるのだろう。

ヘビトンボの1新種

MITSURU SHIMONOYA (2019) A new species of the genus Parachauliodes (Megaloptera: Corydalidae: Chauliodinae) from Northern Kyushu, Japan. Zootaxa, 4585(1): 151-167.

チクシクロスジヘビトンボParachauliodes rastellus sp. nov.の記載。名前の由来は、「The specific epithet “rastellus”, from the Latin for small rake (Fig. 3), refers to the rake-like male antenna of the new species.」とのことで、実際にFig. 3に枯山水と小さなレーキが写っている・・・・

図がとても綺麗で丁寧に書かれた論文。

Hexanchorus属の4新種

Linský M, Čiamporová-Zaťovičová Z, Čiampor Jr F (2019) Four new species of Hexanchorus Sharp from Ecuador (Coleoptera, Elmidae) with DNA barcoding and notes on the distribution of the genus. ZooKeys 838: 85–109. https://doi.org/10.3897/zookeys.838.33086